【1】等級制度・・・
自動車保険においては、その保険料を定める1つの基準として等級制度があります。
等級には1から20等級まであり、初めて自動車保険に加入する時は基本的に6S等級スタートとなります。
この等級は4等級を境に1から3等級までをデメリット等級、5から20等級までをメリット等級と呼び、それぞれデメリット等級には割増、メリット等級には割引が適用されます。
この等級は一年間無事故であれば、1等級が進みます。
逆に、事故を起こし保険を使用すると、特定の事故や条件下以外では3等級下がります。
【2】型式別料率・クラス制度・・・
自家用普通乗用・小型乗用車では、自動車の型式ごとに発生した過去3年以内の事故における保険金とその保険料の割合を示す損害率(保険成績といいます)をもとに『1』から『9』までの料率クラスが存在します。
この料率クラスはその数値が大きいほど、保険料は高くなり、毎年の事故発生状況に基づいて一年に一度見直されます。
そのため、補償内容・割引率がまったく同じであっても、料率クラスが上がると保険料は前年より高くなってしまうというケースが発生します。
これらの他にも、自動車保険の保険料に影響を与える要素としては下記のものが挙げられます。
■ 記名被保険者の運転免許証の色 (ゴールド免許割引など)
■ 契約自動車の使用目的・走行距離
■ 契約自動車の安全装置
それぞれ、加入される損害保険会社に確認されることをオススメします。
もしも事故が起きたら・・・
(例)対物事故の場合
- 被害相手・保険会社への連絡 → 警察への届出
(このとき交通事故証明※1を取りましょう!保険金請求に必要です) - 損傷状況の確認
- 事故状況の確認
- 被害物の修理代金確定
- 相手との交渉・過失割合の確定
- 示談成立
- 保険金の支払い
※1・・・交通事故証明とは、交通事故の発生日時・発生場所・当事者等が記載された文書です。警察の資料に基づき、自動車安全運転センターが発行しています。
この交通事故証明は、事故があった事実を証明する書類であり、事故の原因・過失割合・損害の規模を証明する資料ではありません。
一度、事故が発生すると多くの手続きが発生します。
もし、これが対人事故となると、相手のケガの状況により、その治療が関係してくるために、治療日数の確定・支払保険金の算出など解決までは長い時間を要することも多くあります。
そのため、事故に遭わないように日ごろから安全運転を心がけていく必要があります。
自動車保険に関するより詳しい情報や体験談、事故の際の対応ノウハウなどに関してはみんなの自動車保険.comもご参照下さい。